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昭和の一枚、故郷の街歩きから

  • ytwa98
  • 2021年2月14日
  • 読了時間: 1分

20代前半は、カメラを手放さない毎日だった。今の時代は、誰もがスマホを手放さないことで、「1億総カメラマン時代」になっているが、40年近く前のその頃は、一眼レフのフィルムカメラを持ち歩くマニアが多かったこと、さらに、昭和61年にはフィルム付き使い捨てカメラの登場も拍車をかけ、誰もが手軽に写真撮影を楽しめることから「1億総カメラマン時代」と称された。「すみません、撮らせてもらえませんか」と声を掛け、「いいよ、お兄ちゃん、どこから来たの?」という会話を交わす間にフィルムの巻き上げレバーを何度も動かしていた。被写体となる方との距離を縮めるための会話そのものが楽しみだったと思う。最近行っている部屋の整理で、当時、暗室にこもって焼いていた多くのキャビネ判が出てきた。コロナ禍の断捨離は、思いがけない出会いを再現してくれるものだ。これからも時々この場を借りて紹介していきたいと思う。

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