長雨の秋、花に感謝
- ytwa98
- 2020年10月12日
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何度観てもラストシーンで目頭が熱くなる映画ある。「栄光ある失敗」と称された「アポロ13」だ。映画の中では、ラヴェル船長が夜空の月に親指を重ねるシーンが印象的だ。中秋の名月の晩、人目を気にせずそのポーズを真似てみた。それほど美しく輝くお月様に心が躍ったのは、9月の東京が、秋の長雨で晴れ間を満足に味わえなかったからだろう。そんな長雨の頃、少しでも爽やかな秋風をと願いながら、新宿の「柿傳古今サロン」で「器と草花の出合い展」を行った。函館、滋賀、京都、山口などから届いた山野草が、各地の窯元でつくられた器に生けられ、会場には心地よい秋の空気が漂った。この催しを行う時は、季節が訪れるともの言わず咲く花や、決して色付くことを忘れない木々への感謝の気持ちが宿る。今年もまた例外ではなかった。
最後に、会期中、足を運んでくださった皆様に、この場をお借りして改めて御礼を申し上げます。
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