鳥−「1」=烏
- ytwa98
- 2020年8月2日
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客先への訪問機会が失われたと耳にすることが多くなった。訪問営業スタイルに代わり、リモート営業が主流になろうとしているが、対面での会話には、言葉として発せられない無言の意思疎通があることを忘れてはいけない。目の動き、ちょっとした仕草、ため息など、その場の空気感こそ、人と接する場面でしか味わえない醍醐味だと心得よう。客先のキーマンにアポを取り、誠意だけは分かってもらおうと用意された部屋に入りきれないほどのメンバーで押し寄せる馬鹿げた訪問形態は、今では当然「密」なために出来ないが、以前でも訪問された側は、ただその場にいるだけの烏合の衆の存在に首を傾げたと、よく愚痴っていた。真っ黒いカラスが目を閉じると目がどこか分からなくなることから、「烏」は「鳥」の横棒が一本取れた漢字。なんの秩序もなく集まる烏に例えて烏合の衆とはよく言ったものだ。少なくとも、秩序だけは忘れまいと今の日常を懸命に過ごす私たち。烏合の政治家衆に傾げる首は、もう角度限界だ。
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